こんにちは、香田です。
BigQueryでは外部データソースに対して、直接クエリ実行が可能で現在下記がサポートされています。
- Bigtable
- Cloud Storage
- Google ドライブ
- Cloud SQL(ベータ版)
Google スプレッドシートのデータも対応しているので、直接クエリでスプレッドシートのデータを絞り込みBigQueryへ書き込むといった用途もできるので用途によっては使えそうですね。
今回、BigQueryからGoogle スプレッドシートへのクエリ実行方法について紹介していきます。
Google スプレッドシートを準備
ニューヨーク市のTaxi and Limousine Commissionにて提供されている、タクシー乗降データのCSVファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルをGoogle ドライブへアップロードし、Google スプレッドシートで開きます。
スプレッドシートを開き、ブラウザのアドレスバーよりURIをコピーします。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/<file_id> の箇所のみコピーで大丈夫です。
データセットを作成
はじめにデータセットを作成します。BigQueryのウェブUIへ移動し、
ナビゲーションパネルの[リソース]より自身のプロジェクトを選択し、[データセットを作成]をクリックします。
[データセットID]にデータセットの名前を入力します。他の項目は変更せず、[データセット作成]をクリックします。
テーブルを作成
[テーブルを作成]をクリックします。
[テーブルの作成元]は[ドライブ]を選択し[ドライブのURIを選択]は先程コピーしたURIを貼り付けます。[ファイル形式]は[Google スプレッドシート]を選択します。
テーブル名を入力し、スキーマの自動検出で[スキーマと入力パラメータ]にチェックします。[詳細オプション]より[スキップするヘッダー行]に[1]を入力します。その他はデフォルトのまま変更せずに[テーブルを作成]をクリックします。
Google スプレッドシートへのクエリ実行
Google スプレッドシートの場合、外部データソースとよばれデータがBigQueryに格納されていない状態の為、クエリのプレビュー機能は使用できません。
下記のようにクエリ実行すると、Google スプレッドシートのデータに対してクエリ実行てきていることが確認できます。
さいごに
BigQueryからGoogle スプレッドシートへのクエリ実行について如何でしたでしょうか。
逆のパターンとして、BigQueryのデータをGoogle スプレッドシート内で分析できる機能も用意されており、スプレッドシートを使い慣れた方には嬉しい機能ではないでしょうか。
BigQuery の大規模データセットを Google スプレッドシートで分析
最後までご覧いただきありがとうございます!